老化とエントロピー

秩序は無秩序へ、形あるものは崩れる。エントロピー増大の法則である。

生命現象は、この世界にあって、もっとも秩序ある仕組みである。エントロピー増大の法則は、この生命の上にも、細胞ひとつひとつまで容赦なく降り注ぎ、タンパク質を変性させ、細胞膜を酸化し、DNAを傷つける。すこしでもその法則に抗うために、生命はあえて自らを壊すことを選択した。率先して分解することで、変性、酸化、損傷を、つまり増大するエントロピーを必死に汲み出そうとしているのだ。

生体において、エントロピーは水でもって体外へ汲みだされる。それ故、いつまでも若くありたいと思うなら、老化を防ぎたいと思うなら、発汗と排尿を大事にすることだ。常に汗をかき、尿の状態を常にチェックする。オシッコを我慢しない、尿の色、回数、量などを常に注意深く観察する。東洋医学的には、水を支配する脾臓・肺・腎臓の問題となる。具体的には、呼吸と食、それに足腰である。

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破壊と再生

生物はわざわざエネルギーを使って積極的に自らを壊しては、つくりかえている。最新の生物学が明らかにしたことは、タンパク質の合成経路は一通りしかないけれど、分解経路は何通りもある、という事実だ。つまり、生物は壊すことの方が主であるということだ。何故ゆえに、そこまでして壊し続けるのであろうか。

秩序は無秩序へ、形あるものは崩れる。エントロピー増大の法則である。

生命現象は、この世界にあって、もっとも秩序ある仕組みである。エントロピー増大の法則は、この生命の上にも、細胞ひとつひとつまで容赦なく降り注ぎ、タンパク質を変性させ、細胞膜を酸化し、DNAを傷つける。

すこしでもその法則に抗うために、生命はあえて自らを壊すことを選択した。率先して分解することで、変性、酸化、損傷を、つまり増大するエントロピーを必死に汲み出そうとしているのだ。

生命はどこまでも積極的であり、常に破壊を伴っている。受け身ではなく、消極的でもない。家内安全、生活の安定などは幻想に過ぎない。安全・安定の裏には常に破壊が潜んでいる。常に前を向き、自らを壊し、変化させることだ。破壊は再生への最短距離であり、破壊は八開でもある。

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時代の転換期、吉田昌郎

この今、我々は時代の転換期に直面している。このことは誰もが薄々とは感じていることではないだろうか。私は、今から30年以上前にそのことを予感して、私なり医療の場においてその準備をしてきた。そして、NAM治療と心音治療を独自に開発した。

現代の日本の状況は果たしてどうであろうか。この時代の転換期をうまく乗り切っていけるであろうか。不安材料には事欠かない。日本人の心身の脆弱化、道徳心の荒廃、危機管理ができず責任をとれない指導者たちのオンパレード・・・。しかしつい最近、私は一筋の光明を観た。福島原発の現場責任者・吉田昌郎所長の存在である。現場には人物がいた。英傑がまだいたのだ!吉田所長という現場を仕切る優秀な指導者がいなかったなら・・・・と、考えただけで背筋がゾーっとしてくるのは果たして私一人だけであろうか。

しかし、日本の危機的状況を救ったその英雄が長期にわたる過剰なストレスと多量な放射能被爆で病(食道がん?)に倒れた。この吉田所長の命を賭した偉大な業績に対して、全国民のひとりひとりが感謝し、その業績を褒め称えなくてはいけない。後世に語り継がねばならない。そういった気運が起こらないようなら日本に明るい未来はないであろう・・・。私は、その墓標に「日本を救った英雄ここに眠る」と刻みたい。

「時代のキーワード―小型化・分散化・多様化」

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鉄分過剰

若い女性の10人に1人は鉄欠乏性貧血といわれる。原因は月経による出血、偏食や無理なダイエットなどがあげられる。こうした現実から、鉄については不足状態ばかりが注目されがちだが、摂り過ぎの危険もある。鉄分の過剰摂取が続いて体内に過剰に存在すると、細胞を傷つける鉄毒性を発し、肝臓などに蓄積して鉄過剰症をもたらす。

鉄過剰症は、進行すると肝臓障害や心不全あるいはがんや神経疾患のリスクを高める。若くて健康であれば、調整機能が十分に働いてくれるので神経質になることはないが、中高年や肥満、脂肪肝、メタボなどがある人は要注意である。

鉄分が多く含まれている食材として、肉、貝、卵といった動物性蛋白質、滋養強壮によいとされるウコンや朝鮮人参、想像以上に多いのが乾燥食材や豆類、ドライフルーツ、インスタントコーヒーなどがあげられる。肝臓によいからとウコンの飲みすぎには要注意である。アルコールを飲んだ後に必ずウコンを飲んでいる人も当然である。ウコンによる肝臓障害が報告されている。

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正義を口にすると正義は腐る

昨今、「暴力団排除」がかまびすしい。この過剰な動きは、過剰な管理社会への一里塚である、と考えるのは私ひとりだけであろうか・・・。戦前、戦中に「天皇陛下」という言葉を出せばすべてが押し黙ったというあの雰囲気に似たものがあるように思われてならない。「暴力団排除」と口にすれば誰も何も言えなくなる。そんな矢先、「暴力団排除」阻止に動く議連の人たちが現れてきた。「暴力団対策のあり方を考える議員連盟の設立趣旨書」に次のような内容が記されている。

「今回の法改定を含む暴力団対策には多くの疑問があります。まず、憲法で保障された基本的人権、とりわけ「個人の自由」という社会の根本的な原理との整合性に問題があると言わざるを得ません。・・・「暴力団」と認定しただけで規制の対象となるのでは極めて恣意的に運用される恐れがあります。・・・」

たいへん勇気ある言動であると思う。「正義を口にすると正義は腐る」。某作家の言葉である。人の心のなかには誰しも光と闇をもつ。あの空海ですらそうである。真理を探究して、これでもかこれでもかと自らの心の奥底を探求した若き空海は、自らの心の奥底に鬼をみた。夢のなかで何人もの若い女性を犯している鬼をみた。空海は問いかけた。「お前は誰だ!」その鬼はニヤと笑って答えた。「俺はお前だ!」

光があれば闇がある。正義があれば悪がある。すべてはコインの裏表である。切って切り離せるものではない。古事記では、光の世界はアマテラス、闇の世界はスサノオが支配したと記している。人体においても、太陽の原理と月の原理がある。月は水を支配している。夜の商売を水商売と言う所以である。

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